女子フィギュアスケートの坂本花織(さかもとかおり)選手。
ミラノ・コルティナオリンピックで銀メダルを獲得し、活躍が話題になっていますね。
フィギュアスケートといえば、スケーティングはもちろんですが、氷上で華麗に回転するジャンプに注目してしまいませんか?
試合に勝つためには大きな得点源でもある大技のジャンプが必要なのでは?とわれわれ素人は思いがち。
トリプルアクセルを飛ばない坂本花織選手がなぜ高得点を出して成績を残しているのか?彼女の何がすごいのか?など考察していこうと思います!
坂本花織は世界選手権3連覇の経歴!プロフィール紹介

坂本花織選手は2000年4月9日生まれの25歳(2026年2月現在)
兵庫県神戸市出身でフィギュアスケートを始めたのは4歳の時。
NHK連続テレビ小説『てるてる家族』の主人公の姉がフィギュアスケートをする姿を見てスケートに強く惹かれたそうです。たった4歳なのに意思の強さを感じますね。
ジュニア時代からアジアフィギュア杯で優勝するなどその才能を開花させてきた坂本選手。
2018-19シーズンの全日本選手権で初優勝すると、2021-22シーズンから2024-25シーズンまで5連覇、世界選手権では2022~2024年まで3連覇を果たすなどその活躍ぶりは素晴らしいものがあります。
本名/坂本花織(さかもとかおり)
誕生日/2000年4月9日
年齢/25歳(2026年2月現在)
出身地/兵庫県神戸市
身長/159㎝
出身大学/神戸学院大学経営学部
所属クラブ/シスメックス
坂本花織はトリプルアクセルができないって本当?
フィギュアスケートといえばジャンプに注目が行きがちですよね。
男子選手では4回転ジャンプは飛んで当たり前、アメリカのイリア・マリニン選手は4回転半ジャンプを成功させています。
女子選手でも日本人では安藤美姫選手、ロシアの選手達が4回転ジャンプを成功させていますし、3回転半(トリプルアクセル)を飛ぶ選手は大勢いますよね。
何度も世界女王に輝いている坂本選手、実はトリプルアクセルを公式試合で成功させたことはありません。
ジュニアの頃にトリプルアクセルの練習を始めた坂本選手でしたが、2015–16シーズンに右足を疲労骨折したことで一旦は封印。
その後の練習で再チャレンジはしていますが、なかなか上手くは行かず「タイミングが合えば回り切ることもあるが成功率は奇跡レベル」だったと本人がコメントを残しています。
余談ですが、フィギュアスケートのジャンプは飛び上がる時に後ろ向きで踏み切るんですがアクセルジャンプは前向きで踏み切るそうです。
前向きで踏み切るのは選手の恐怖心も大きくなり、また失敗すると大きな転倒になりがちです。
坂本選手はトリプルアクセルが飛べないというよりは飛ばない選択をしたのではないのかな?と思います。
リスクの高いジャンプはケガの原因にもなりますし、そこに時間をかけるのでなく自分の得意な部分を伸ばすことにフォーカスしたんじゃないんでしょうか?
坂本花織はなぜ高得点で何がすごい?強味は安定感?
トリプルアクセルを飛ばない坂本選手はなぜ高得点を出して数々の試合で優勝しているのでしょうか?
ポイントは採点方法にあります。
フィギュアスケートの採点方法は基本的に「技術点(TES)+演技構成点(PCS)−減点」の合計で決まります。
| 項目 | 内容 | 計算のポイント |
|---|---|---|
| 技術点(TES) | ジャンプ・スピンなどの技の基礎点+GOE(−5〜+5) | 難易度と出来栄えで変動 |
| 演技構成点(PCS) | スケーティングスキル・構成・表現力の3項目(各0〜10点) | 演技全体の質、転倒時は上限あり |
| 減点 | 転倒(−1点/回)、時間オーバー、衣装落下など | 自動マイナス |
坂本選手はGOE(出来栄え点)の加点と演技構成点(PCSの高評価)で高得点を出しています。
では坂本選手のスケーティングにはどんな特徴があるんでしょうか?
1.圧倒的なスケーティングスピードとリンクカバー
坂本選手のスケーティングの魅力はなんといっても圧倒的なスピードです。
短い助走で加速しリンクの端から端まで駆け抜け、後半になってもスピードが落ちません。
テレビなどでフィギュアスケートを見ていると、カメラが選手を追っていくのでスケートリンクの広さやスピードなどが体感できないですよね。
私は一度だけアイスショーを観に行ったことがあって当時まだ現役選手だった浅田真央選手や高橋大輔選手などのスケートを生で堪能したことがあるんですが、やっぱり映像で観るのと実際の滑りは全然違いましたね。
ちなみに坂本選手のダブルアクセル(2回転半)ジャンプ着氷時は時速19㎞で女子選手の平均の2倍のスピードが出ているそうです。
2. ジャンプ・スピンの「出来栄え」でGOEを稼ぐ
トリプルアクセルを飛ばなくとも坂本選手はトリプルジャンプ(3回転)の連続ジャンプなどの大技を飛ぶことができます。
またそのジャンプはとても質のいいもので、高さ・飛距離・着氷の流れが素晴らしく、特にダブルアクセルは「幅跳び型」でGOE(出来栄え点)プラス4〜5がつきやすいと言われています。
スピンやステップでもレベル4を安定して取っており、加点につながっています。
3. ミスの少なさと本番の強さ
坂本選手のスケーティングはとても安定していて、転倒や大きな失敗が少なく、減点がほとんどつかないため、総合点が高くなりやすいです。
プレッシャーのかかる場面でも自分がやるべきことを再現できるメンタルの強さも大きな武器ですよね。
坂本選手のスケーティングの特徴を簡単にあげてみました。
PCS(演技構成点)でも高得点をもらえるのは、彼女のスケーティング技術の他にもスピードを活かした振付などの構成、音楽の強弱に合わせた表現力で「滑り・構成・表現」の3つのバランスがいいのだと思います。
【まとめ】坂本花織のどこがすごい?3回転半なしでなぜ高得点?
今回はフィギュアスケート選手の坂本花織選手の強さについて紹介しました。
・坂本花織選手がフィギュアスケートを始めたのは4歳の時
・全日本選手権5連覇、世界選手権3連覇など数々の成績を残す世界を代表するスケーター
・トリプルアクセルは練習で着氷したことはあるが、公式試合で決めたことはない
・坂本選手の強みはスピードのあるスケーティングやGOEが加点されるジャンプ・スピンの質、
そして失敗が少ない安定力やメンタルの強さなど
・トリプルアクセルを飛ばなくても総合的なスケーティング技術や表現力などで十分戦える選手
今シーズンで現役引退を発表している坂本選手。
選手とはまた違う道を進んでいく坂本選手のこれからの活躍も楽しみですね。
応援していきましょう!

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