80年代後半から90年代頭に流行ったトレンディドラマ。
その中のひとつである「愛という名のもとに」という青春ドラマをご存じでしょうか?
40代半ば以降の昭和世代の方なら知らない人はいないであろうこのドラマで、主役以上に印象が残っているのは
「チョロ」役を演じた中野英雄さんではないでしょうか?
今回は、中野英雄さんがが俳優としてブレイクした作品「愛という名のもとに」や、チョロ役をもらったきっかけ、俳優になる前のヤンキーエピソードなどを紹介していこうと思います。
中野英雄の息子は仲野太賀!若い頃がそっくりで似てる!プロフィール紹介
中野英雄さんは1964年12月22日生まれの59歳(2024年8月現在)
中野さんには二人息子さんがいて、そのうちの一人は俳優の仲野太賀さんです。
最近はテレビ出演や俳優活動をほとんどしていない中野英雄さん。
俳優よりも仲野太賀さんを溺愛している優しいお父さんのイメージが強いですよね。
そんな仲野太賀さんが、中野英雄さんの若い頃にそっくりでびっくりしました!
目元と口元がそっくりです!ベビーフェイスで優しそうな雰囲気も似てますよね。
中野英雄さんのプロフィールを簡単にまとめてみました。
本名/中野 英雄(なかのひでお)
誕生日/1964年12月22日
出生地/京都府京都市左京区
身長/170cm
血液型/A型
愛という名のもとにといえばチョロ!なぜ主役より印象に残っている?
中野英雄は愛という名のもとにでブレイク
中野英雄さんが俳優としてブレイクしたのが「愛という名のもとに」というドラマです。
トレンディードラマが流行っていた90年代頭に鈴木保奈美・唐沢寿明・江口洋介などが出演した「青春と友情」をテーマにしたドラマで最終回の最高視聴率は32.6%を記録するなど大ヒットしました。
愛という名のもとにとは?
大学時代にボート部に所属し仲の良かった男女7人が、社会人になって恩師の葬式で再会したのをきっかけに再び交流。学生時代に思い描いてた未来との違いや、仲間と自分を比べてコンプレックスに思い悩んだりと恋愛や仕事に苦悩する青春ドラマです。
40代半ば以降の昭和時代の方なら知らない人はいないと言っても過言ではないこのドラマ。
ドラマは知ってるけど観てなかったな、観てたけど内容は忘れたなんて方もチョロという役名は覚えていませんか?
チョロというのは、ボート部の仲間の一人である気は弱いが心の優しい「倉田篤(くらたあつし)」のあだ名です。
ドラマの中でチョロは、田舎出身で地味だし、唐沢寿明さんや江口洋介さんというイケメン俳優が中心のストーリーのこのドラマで決して視聴者の印象に残るような役柄ではありませんでした。
なぜ主役より脇役のチョロが印象に残ってる?
ドラマの主人公の友達で、地味でおとなしくみんなのいじられキャラであったチョロ。
当時「愛という名のもとに」をリアルタイムで観ていた方は、チョロの役名(あだ名)は覚えていても、主人公である鈴木保奈美や唐沢寿明、江口洋介の役名を覚えている人はほとんどいないんじゃないでしょうか?
なぜこのドラマの中で「チョロ」の印象が強いのか?
それはイケメンで、エリートで自由気ままな主人公の男二人よりも、チョロの方がリアリティがあって視聴者が共感しやすかったのではないでしょうか?
証券会社の営業をしていたチョロは、成績が悪いのを理由に上司に罵倒されたりいじめられていました。
そんな辛い毎日の中で出会ったフィリピン人のホステス。
恋愛経験も少なかったチョロは恋心を彼女に利用され、騙されてお金を貢くために会社のお金を横領してしまいます。
そんな心の弱さからくるちょっとした隙間に付け込まれていく心優しい青年に、みんなが感情移入していました。
最後にチョロは、追い詰められて自ら命を絶ってしまうのですが、そのシーンが衝撃的で印象に残っている人も多いと思います。
中野英雄のチョロ役のきっかけは柳葉敏郎との殴り合い?昔はヤンキーだった?
柳葉敏郎と大ゲンカしてチョロ役をもらった?
「愛という名のもとに」の印象が強すぎて中野英雄=チョロのイメージを持っている人は多いんじゃないでしょうか?
代表作のイメージが強いとその役柄が役者さん自身だと勝手にイメージを重ねてしまいがちですよね。
実際の中野さんは、気性が荒く若い頃はケンカばかりしていたようです。
若い頃、劇男一世風靡という男性路上パフォーマンス軍団に所属していた中野さん。
柳葉敏郎さんや、哀川翔さんがいた「一世風靡セピア」はこの軍団からの選抜メンバーだそうです。
劇男一世風靡解散後に、柳葉敏郎さんの付き人をしていた中野さん。
ドラマのロケでニューヨークに行っていた時に、同部屋に泊まっていた柳葉さんに意見して大ゲンカになったそうです。
蹴ったり殴ったりの大ゲンカを止めてくれたのが、のちに「愛という名のもとに」を演出したフジテレビのディレクター永山耕三さんだったんです。
一世風靡セピアで中心的存在で、解散後もトレンディドラマなどで大人気だった柳葉敏郎に意見をするなんてすごいですよね。
ちなみにこの二人は出会った日も大ゲンカしているそうですよ。
このニューヨークでの大ゲンカがきっかけで、ディレクターの永山さんに愚痴や悩みを聞いてもらうようになり「愛という名のもとに」の出演につながっていくので人生って分かりませんね。
哀川翔との出会いは16歳!頭突きされた後にお見舞いに来てくれた?
中野さんは、若い頃はいわゆる不良で中学の頃からケンカばかりしていたようです。
中野さんを劇団一世風靡に誘ってくれたのは、3歳年上の哀川翔さんなんですがこの二人の出会いもおもしろいです。
二人の出会いは中野さんが16歳の時。
家の近所で中野さんが友達とたむろしていたところに哀川翔さんが仲間と通りかかって、中野さんが若気のいたりでいちゃもんをつけてしまいます。
そこで、哀川さんと中野さんの対決になってしまったんですが一瞬で哀川さんに頭突きされて鼻を負傷し、ケンカは終了。
よくある不良同士のケンカかと思えば、哀川さんは翌日バームクーヘンを持ってお見舞いに来てくれて中野さんの鼻のケガを心配してくれたそうです。
そして年上にケンカを売るもんじゃないと優しく諭してくれたそう。
不良同士の痴話ゲンカかと思えば、素敵なエピソードですよね。
哀川さんはその後も中野さんを気にかけていて、中野さんが仕事を干された時もVシネマに誘ったりと先輩らしく面倒を見ています。
【まとめ】中野英雄が柳葉敏郎と殴り合い?愛という名のもとにのチョロ役のきっかけ
今回は「愛という名のもとに」のチョロ役でブレイクした俳優の中野英雄さんについて紹介しました。
・中野英雄がブレイクしたのは「愛という名のもとに」のチョロ役
・チョロ役をもらうきっかけは柳葉敏郎との大ゲンカ
・哀川翔に誘われて劇男一世風靡に所属
・中野英雄は昔は不良でケンカばかりしていた
中野英雄さんはチョロ役の印象が強すぎて、優しくて気の弱いいい人みたいなイメージを勝手に持ってしまってましたが、先輩の柳葉敏郎さんにも臆さず意見するし、哀川翔さんにもいちゃもんつけるし全然違いました!
現在中野英雄さんは自身のアパレルブランドをプロデュースしたりと俳優業はやっていないようです。
また俳優として活躍する中野さんの姿も見てみたいですね!
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