2025年2月14日(金)にJ1リーグが開幕。
金Jと呼ばれている金曜日の夜に開催されるピックアップ試合に選ばれたのが、ガンバ大阪VSセレッソ大阪の「大阪ダービー」。
そこで、高卒でありながら鮮烈デビューを飾った期待のルーキー「名和田我空(なわたがく)」選手が話題になっています。
今回は、名和田選手が数々のチームのオファーを断り、なぜガンバ大阪の入団を決めたのか?その理由を考察していこうと思います。
名和田我空の小学校時代は?中学高校は神村学園で活躍!プロフィール紹介
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名和田我空(なわたがく)選手は宮崎県都城市出身で、2006年7月29日生まれの18歳(2025年2月現在)
父親をはじめ、兄や姉もサッカーをしていたという環境で育ち、3歳の頃にはすでにサッカーボールを蹴っていたという名和田選手。
小学校1年生の時に地元の木之川内サッカースポーツ少年団へ入団して本格的にサッカーを始めます。
ただただボールを蹴るのが楽しかったという名和田選手ですが、小学生時代にすでに才能は開花していたようで小学校6年の時には少年サッカーの優秀選手に選出されるなどしました。
中学校は鹿児島県になるサッカーの名門校「神村学園」へ進学。
沢山の中学校からオファーがあった中で、神村学園への進学を決めたのは「日本一になりたい」という想いが強かったことや、プロのサッカー選手を輩出しているこの学校へ行くのがプロになる一番の近道になるんじゃないのかと思ったなどと本人が語っています。
若い頃からすでにプロへの道を模索していた名和田選手、すごいですね。
全国中学校サッカー大会で優勝という成績を残し、神村学園の高等部へ進学。
2023年度全国高校選手権で優秀選手賞を受賞、2024年全国高校総体で準優勝、優秀選手賞、得点王を獲得するなど輝かしい成績を残しています。
本名/名和田 我空(なわたがく)
誕生日/2006年7月29日
年齢/18歳(2025年2月現在)
出身地/宮崎県都城市
出身高校/神村学園高校
ポジション/ミッドフィルダー(MF)・フォワード(FW)
身長/169cm
体重/63kg
所属チーム/ガンバ大阪(2025~)
名和田我空はなぜ海外や浦和ではなくガンバに?理由はダニエルポヤトス監督?
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名和田選手は、高校時代に日本代表選手にも選ばれています。
2023年にはU-17日本代表としてAFC U17アジアカップに出場し、優勝。
決勝では韓国相手に2ゴールを決めるなどチームに貢献し、大会MVPと得点王を獲得しました。
英紙ガーディアンに「2006年生まれの最高のサッカー選手60人」の一人に選出されるなど、❝超高校級❞選手として注目されてきた名和田選手。
デンマーク1部リーグのチーム「ブレンビー」の練習に参加したこともあり、高校卒業後はいきなり海外のサッカーチームへの入団もウワサされました。
J1リーグの浦和レッズの練習にも参加しており、複数のJリーグクラブからオファーがあったのも間違いないでしょう。
そんな中、名和田選手が選んだのはJ1リーグのチーム【ガンバ大阪】でした。
名和田選手はガンバ大阪の入団を決めた理由をいくつかあげています。
・ガンバ大阪の練習に参加した時にフィーリングが良かった。
・ダニエル・ポヤトス監督が志向するサッカースタイルが、自身のプレースタイルに合っていると感じた。
・ガンバ大阪がテクニカルな中盤の選手を効果的に使い、前に進んでいくサッカーを志向するチームだと考え た。
スペイン出身のダニエル・ポヤトス監督は2023年からガンバ大阪を率いて今年で3年目。
自分たちにとって優位な場所、相手が嫌がる場所でプレーをする「ポジショナルプレー」を戦略に戦ってきました。
2005年・2014年のJ1リーグ覇者であり、2008年にはAFCチャンピオンズリーグでも優勝、Jリーグカップでは2回、天皇杯では4回の優勝経験があるガンバ大阪は「西の雄」とも呼ばれていましたが、近年の成績は思わしくありませんでした。
2023年には16位フィニッシュと降格を危ぶまれたガンバ大阪ですが、昨シーズンは4位と劇的に順位をあげています。
これは、ポヤトス監督の戦略がガンバ大阪に上手くハマったということではないでしょうか?
名和田選手はシュート力が高く、ゴール前での決定力に優れていますし、巧みなワンタッチパスやボレーシュートなど、高い技術も持っています。
「ガンバがロングボールを多用するというより、テクニカルな中盤の選手を効果的に使いながら、前に進んでいくサッカーを志向するチームだということが一番の決め手でした」と語る名和田選手。
ポヤトス監督が率いるガンバ大阪なら、自分のしたいサッカーができると考えたんではないでしょうか?
【画像】名和田我空の背番号は38!スタメンデビュー戦は大阪ダービー!
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開幕戦での名和田選手、香川真司選手とのマッチアップも話題に
❝超高校級❞選手として注目され、国内外の数々のオファーの中から「ガンバ大阪」を選んだ名和田選手。
プロデビューの試合は2025シーズンの開幕戦、それも大阪ダービーという大舞台でした。
「絶対に勝つしかない」と言われている大阪ダービー、名和田選手の緊張やプレッシャーも相当だったのではないでしょうか?
この日の名和田選手は後半65分に交代するまで、4本のシュートを放つなど緊張やプレッシャーを感じさせない活躍ぶり。
惜しくもデビュー戦でゴールとはなりませんでしたが、大きな爪痕を残しました。
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選手紹介で花火が上がるなど、盛り上がった試合でした
名和田選手が自身のスタメン出場を知ったのは当日だったそうですが、大阪ダービーの雰囲気に緊張するどころが、気分が高まったそうで「アップからあの熱量のサポーターがいて、この舞台でできるんだというワクワクした気持ちだった」と大物ぶりを感じさせるコメントを残しています。
ちなみに名和田選手の背番号は「38」で、堂安律選手や中村敬斗選手など、現日本代表選手で海外クラブで活躍している選手がつけていた背番号です。
ガンバ大阪の「出世番号」と言われている背番号「38」や、シーズン開幕戦の大阪ダービーに高卒ルーキーをスタメンで出場させたというあたりに、ガンバ大阪の名和田選手選手への期待度がうかがえます。
サッカーだけでなくルックスも注目されている名和田選手がイケメンすぎる!
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【まとめ】名和田我空はなぜガンバ大阪に?浦和や海外オファーを蹴った理由
今回はガンバ大阪の高卒ルーキー「名和田我空」選手について紹介しました。
・名和田我空選手はサッカーの名門「神村学園」出身
・浦和レッズを始め、国内外のチームからオファーがあった中で「ガンバ大阪」に入団
・ガンバ大阪を選んだ理由は、ダニエルポヤトス監督の戦略が自身のサッカースタイルに合うと思ったから
・2025年シーズン開幕戦の大阪ダービーでスタメンデビューを果たす
・背番号38は堂安律や中村敬斗などもつけていたガンバ大阪の「出世番号」
この開幕戦の大阪ダービーを現地で観戦したんですが、観客席は満員で両チームのサポーターのボルテージも最高潮まで上がっており、いつもの大阪ダービーより熱いんじゃないのか?とさえ思いました。
あの異様とも言える雰囲気の中でデビュー戦を迎えた名和田選手が、緊張するどころかワクワクしたという大物ぶりに今後の活躍がとても期待されます。
これからも注目して行きましょう!
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